他社で500万円の見積だった買取サイトを1/10の費用で構築
約1年前に、買取サイトの構築相談がありました。
システム開発会社に見積依頼をしたところ1千万円と言われ、ホームページ制作会社では500万円という事で、もっとなんとかならないかという相談でした。
当社では最近ノーコード開発(bubble.io)に力を入れており、これを活用すれば半分以下の予算でいけそうでした。
なぜサイト構築に500万円かかるのか?
ネットショップを運営していてもそうですが、買取サイトではお客様とメールで何度かやり取りをし、最終的には買取代金の振り込みか、商品の返却となります。
大まかな流れは以下になります。
- [お客様]買取の申し込み。氏名住所などの連絡先と、商品写真と商品名・型番などの説明をWebから送信。
- [店舗]登録された情報から買取上限額の仮査定をして、お客様にメールで連絡。
- [お客様]仮査定金額がOKなら、商品の集荷依頼をする。
- [店舗]宅配会社に集荷依頼をかけて、
- [お客様]商品を梱包して宅配会社に渡す
- [店舗]商品を回収、本査定を行ってメールで連絡。
- [お客様]査定金額がOKかどうかを店舗に連絡
- [店舗]買取OKなら、査定金額をお客様の口座に振り込み、ダメなら返却。
ということで、お客様側だけのWebサイトではなく、店舗側の仕組みも構築する必要があります。
店舗側で仮査定金額を登録したら、定型フォームでお客様に自動でメールが送信されるようにしたり、
最初に買取依頼があってから、最後に振り込みをするまでの間に数ステップあるので、どのお客様がどのステップまで進んでいるのか簡単に把握できるような一覧画面を用意したりといった仕組みを作り込んでいます。
1/10の費用となるには
予算の方ですが、
ノーコード開発によって、従来の開発に比べて短期間で構築する事が可能となり、その分予算も減ります。
よく言われるているのが、従来型の開発と比べて半分の納期と予算です。
しかし、これだけでは1/10になりません。
この仕組みを構築することにより、店舗の業務効率が改善されます。
現在日本ではDX化など業務効率向上を薦めており、このような仕組みを導入する際に国から補助が出ます。
今回は業務効率化に関する助成金を活用することにより、国から3/4の費用がもらうことができて、実質1/10位の費用になりました。