IPAのシン・テレワークシステムを使ってみた(前半)【2021年版】
昨年(2020年)5月にこの記事を書きましたが、その後、無償期間が延長され、最低限2021年10月31日まではこのまま無償で利用できるようになりました。
この仕組みを使うと、高価なVPNの機材などを導入しなくても、すぐに利用できるため非常に便利です。
是非ご活用下さい。
私は、外出先や自宅においてノートパソコンから会社のデスクトップに接続し、社内のサーバーにあるファイルや、会社のデスクトップPCからでないと作業できないことに活用しています。
NTT東日本とIPA(情報処理推進機構:経済産業省の外郭団体)が実証実験をしている「シン・テレワークシステム」を使ってみました。
プログラムは次のバージョンを使っています。
2020/05/14 公開版 Ver 0.15 (Beta 5) ビルド 9791
まずは、会社のパソコンに次のURLからプログラムをダウンロードします。
いくつかありますが、通常はフルパッケージ版をダウンロードします。
プログラムのインストール
インストーラーを実行すると次の画面になります。
次にインストールするプログラムの選択になりますが、一番上の「シン・テレワークシステム サーバー」を選択します。
初期設定
コンピュータIDは変更可能です。
続いて、セキュリティの設定をします。
左上のパスワードのみの設定が初期値になっていますが、
ここは「高度なユーザー認証機能を使用する」にチェックを入れて、「ユーザーの管理」を選択します。
登録されているユーザー一覧が表示されますが、もちろん最初はありません。
「新規作成」を選択します。
ユーザー名、本名、パスワードを設定します。
入力した内容は忘れないように、何かにメモっておきます。
さらに右上のワンタイムパスワード認証の設定をします。
ワンタイムパスワード認証は、外出先のパソコンからこのパソコンに接続をしたさいに、ユーザーIDとパスワードの入力後、さらに認証をするためのものです。
外出先で受け取れるメールアドレスを設定します。
OKを押すと、元の画面に戻りますので、OKをクリックしてサーバー側(社内のPC)の設定は完了です。